庭とは…


 「家」(HOUSE)は単に住むための「器」に過ぎませんが、「家」(HOUSE)「庭」(GARDEN)と結びついてはじめて、「家庭」(HOME)となります。
 いわば「庭」は生活する上での‘ゆとり’‘潤い’の部分になります。庭は大小にかかわりなく、私たちが生活する上で心癒されたり、和まされたりし、リフレッシュできる空間。子ども達が遊んだり運動できる安全で快適な空間。屋内スペースでは満たせない機能を補うスペースでもあるのです。



庭の機能と役割
 年々私たちの暮らしは豊かになると反面、「衣・食・住」の面においても高級志向≠ニ安価供給≠ェ二極化されています。
「衣・食・住」の「住」は以前より建売住宅や、プレハブ住宅があり、安価に効率的に住まいの環境が提供されてきました。
「衣」でもファストファッション≠フ登場で流行を意識しつつも安価な衣類を手に入れることができます。
「食」でも流通や冷凍技術の進化で安価な輸入食材≠ェ私たちの食生活の選択肢に幅をもたらせました。コンビニ食やファーストフードなども充実する反面、それらはジャンクフード≠ニ呼ばれ、需要はあるものの、健康な食生活とは程遠いもので、子ども達の未来を考える上では、出来れば避けたいものです。
「住」にもジャンク≠ェないでしょうか。何でもお手軽で、安く、手間いらずの生活で良いのしょうか。今一度、生活する上での‘ゆとりと潤い’‘安心と安全’について考えてみたいものです。

(1)生活的機能
   ・屋外生活の場として
   ・遊び場、スポーツの場として
   ・子どもの学習の場として
   ・植物の栽培や小動物の飼育の場として
   ・生活上の必須の場として(駐車・駐輪、物干しスペースなど)
(2)心理的機能
   ・憩い、癒しの場として
   ・四季を感じる場として
   ・自然の音を楽しむ場として
(3)物理的機能
   ・生活を守る場として(プライバシーなど)
   ・気象調節の場として
   ・防火・防災スペースとして


庭園デザインの条件
大きく分けて、以下の4条件を踏まえて計画・デザインする必要があります。

(1)自然条件
   ・気象・気候(日照、気温、湿度、降水量、風向、方位)
   ・土地(地形・地質、地積、水質、地下水位)
   ・植生(自然植生、人工植生)
(2)社会条件
   ・隣地、近隣の環境
   ・周辺道路
(3)文化条件
   ・歴史的背景
(4)個人的条件
   ・家族構成・年齢・職業
   ・趣味・教養
   ・予算