浜寺地域は明治から戦後のかけて東洋一の海水浴場≠ニ呼ばれ、別荘、お屋敷が残る高級住宅地です。土蔵のあるお屋敷も点在し、当家のように土蔵の妻側(短辺)を卯建の様に、けらばが漆喰で立ち上げられているのをよく見掛けます。防火面では優れていますが、納まりのから考えれば雨仕舞が優れているとは言えません。今回は、簡易的な補修をするために、瓦より突き出した左官部分をカットし、袖瓦で納めます。
瓦の葺き替え
Before 瓦の撤去 妻側の漆喰を切断
傷みがひどい妻側の野地板 野地板の交換(室内から見える) 野地板の上からコンパネ補強
防水ゴムシート敷き 桟に瓦を留める
カットした破風部分には袖瓦 鬼瓦、のし瓦、棟瓦を積んで… 屋根の葺き替え完了
左官補修
窓枠が欠落 モルタル下塗り モルタルで仕上げ
雨漏り被害の内壁 漆喰仕上げを掻き落とし 漆喰仕上げ完工
`21年1月完工(西区浜寺諏訪ノ森)実質工期:15日