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擁壁の地震によるき裂、20メートルの私道の旗竿地、急斜面、高低差2.2m、狭小スペース、隣地利用の施工、ガス工事店の地震影響の対応遅れ…と、困難な条件続きの擁壁工事です。当初、亀裂部分の鉄筋を保護しながら擁壁を斫り、鉄筋とコンクリート量を増量ししての擁壁補強復旧を目指していましたが、擁壁裏をそこまで掘削した時点で、擁壁の底盤が既定の半分程度しかない事が判明、擁壁の亀裂部分を斫る事で残存擁壁の転倒を避けるために、擁壁背面を補強しながらの超厚底盤に方針転換しての、コンクリート増し打ちを行っています。